TCG経験者向け|トリニティドラフトのここが新しい
書いた人:三つ巴ラボのトリ先生 / 最終更新:2026/09/27(Sun) / カテゴリ:その他 / No.99
この記事について 三つ巴ラボは、一ファンが運営する非公式のファンメディアです。『トリニティドラフト』の権利は、権利者(Mikiseishindo/AsobiDays)に帰属します。ルールは公式の説明書・公式ルールQ&A、製品のコンセプトはメーカーのプレスリリースで確認した内容です(確認日:2026年9月27日)。最新の情報は公式でご確認ください。
こんにちは、三つ巴ラボのトリ先生です。 ほかのトレーディングカードゲーム(TCG)を遊んできた方なら、トリニティドラフトの説明書を開くと「知っている言葉なのに、少しちがう」と感じるところがあるかもしれません。この記事では、TCG経験者がつまずきやすい新しいところを、公式の情報で確認して並べました。ほかのゲームとの優劣ではなく、「ここがちがう」を知ってもらうための記事です。
さあ、三つ巴の研究をはじめましょう。
結論:ここが新しい5つのポイント
- 1箱で完結:全カードがセットで売られていて、1箱に3人分のカードが入っている〔PR TIMES、説明書p.06-07〕
- 3人同時の対戦:左右の2人が相手。左右から合わせてライフ12枚を獲得すると勝ち〔説明書p.03、p.30〕
- ドラフトした39枚を全部使う:メインデッキ23枚+ライフデッキ16枚。使わないカードはない〔説明書p.13、p.20〕
- ライフデッキを自分で組む:ダメージを受けたときにめくるカードを、バースト効果で選んで入れる〔説明書p.13、p.21〕
- エネルギーは「手札を捨てて」増やす:カラーチャージで、捨てたカードと同じ色の基本カラーカードを得る〔説明書p.15、p.31〕
1箱で完結する「LTCG」
メーカー(株式会社三木盛進堂)のプレスリリースでは、トリニティドラフトは「リミテッドトレーディングカードゲーム(LTCG)」という新しいジャンルのカードゲームとして紹介されています〔PR TIMES〕。
- TCGの要素を取り入れつつ、全カードをセットで販売する
- 買い切り型の1つの商品に3人分のカードが含まれていて、シェアして楽しむ形
- 使ったカードは再び混ぜて使えるので、何度でも繰り返し楽しめる
〔PR TIMES(2025年3月3日)の内容を言いかえたもの〕
説明書の冒頭には「ドラフトはレアカードを再び楽しむ時間だ」「トリニティドラフトは全てのTCG経験者をあの頃の全てのカードが輝いた世界へ連れ出してくれる」という言葉もあります〔説明書p.02〕。
ラボの研究メモ TCGに慣れていると「強いカードを集めてデッキを作る」ことから考えがちですが、トリニティドラフトではその日のパックで出会ったカードでデッキを作るのが前提です。わたしは、ここがいちばん大きな発想の切りかえだと考えています。
3人同時の対戦と勝利条件
- バトルは3人同時です。アタックするときは、対戦相手を1人指定します〔説明書p.03、p.34〕
- 勝利条件は、左右の獲得済みライフが合計12枚になること〔説明書p.30〕
- 12枚を獲得するには、片方のプレイヤーから最低4枚取る必要があります。逆に、4枚取られなければ負けることはありません〔説明書p.35〕
ふむふむ、「相手を倒す」ではなく「ライフを集める」ゲームなんですね。1人を集中して攻めても、それだけでは勝てません。
ラボの研究メモ 1対1のTCGに慣れていると、「一番弱っている相手を倒しきる」動きをしたくなります。3人戦では、リードした人が残り2人から狙われやすくなります。目立ちすぎないことも作戦の1つだとわたしは考えています。くわしくは3人戦の立ち回りへ。
ドラフト:39枚を全部使う
ほかのTCGにも、パックを開けてその場でデッキを作る遊び方(ドラフト)があります。トリニティドラフトのドラフトには、次の特徴があります。
- パックは箱の中で作る:エピックを除くドラフトカード351枚をシャッフルし、13枚ずつ9パックに分ける〔説明書p.08-09〕。1パックにどのレアリティが何枚入るかは決まっていません
- 3人で回す:1パック目は時計回り、2パック目は反時計回り、3パック目は時計回り〔説明書p.11〕。3人なので、同じパックが3ピックごとに手元に戻ってきます
- 取ったカードは全部使う:39枚すべてで、メインデッキ23枚とライフデッキ16枚を作る。使わないカードはない〔説明書p.13、p.20〕
- エピックは取り合わない:4種を1枚ずつ全員に配り、ビルドで1枚選ぶ〔説明書p.10、p.20〕
「使わないカードはない」ので、メインで使いにくいカードにも、ライフデッキでの役割があります。ドラフトの手順はドラフトの進め方で説明しています。
ライフデッキとバースト
- ライフデッキ16枚は、ダメージを受けたときに一番上をめくり、バースト効果を使うデッキです〔説明書p.13、p.20-21〕
- ライフデッキのカードは、色もコストも関係なく、バースト効果だけが使われます〔説明書p.13〕
- 16枚はシャッフルして左右に8枚ずつ分けます。どちらにどのカードが入るかは選べません〔説明書p.27、公式Q&A No.15〕
- バースト効果は、カードに書かれていない限り使わないことを選べません〔公式Q&A No.17〕
- コモンはバースト効果を持ちません。ヴォイドのバーストは自分にダメージが来るマイナス効果です〔説明書p.12〕
ダメージを受けたときにめくれるカードを、自分で選んで組む。ここがトリニティドラフトならではの「守りのデッキ構築」です。考え方はライフデッキの組み方にまとめています。
ウォールと手番
- 自分と左右の相手の間には、ウォールという防波堤があります。ダメージを与えるとウォールが相手側へ進み、一番奥まで押し込んだ状態でダメージを与えると、相手のライフを獲得できます〔説明書p.06、p.35〕
- ウォールの最初の位置は手番で変わります。最初の手番の人は左右のウォールが1つ手前、3番目の人は左右のウォールが1つ奥から始まります〔説明書p.27〕
- 説明書には「3番手は不利じゃない!」という一口メモがあり、3番手は手番が遅い代わりにウォールが有利な状態で始まると書かれています〔説明書p.27〕
- ライフが0枚になると「パニッシュバーン」が起こり、ウォールが反対側に押し返されます〔説明書p.35、p.43〕
カラーチャージとエピック
カラーチャージ
- カードを使うためのエネルギーは、カラーゾーンのカラーカードです。コストの数だけレスト(横向き)にして使い、カラー条件の色を含めます〔説明書p.14-15、p.31〕
- カラーカードは、カラーチャージで増やします。1ターンに1回、手札を1枚捨てて、同じ色の基本カラーカードを中央の置き場から取ります〔説明書p.15、p.31〕
- 無色のカードはカラーチャージに使えません。複数の色を持つカードなら、その中から1色を選べます〔説明書p.15〕
エネルギー用のカードをデッキに入れるのではなく、手札のカードをエネルギーに変えるしくみです。何を捨てて何色を得るかが、毎ターンの判断になります。
エピック
- エピックは、ゲーム開始時に手札に加わる切り札です〔説明書p.28-29〕
- エピックは墓地に行きません。墓地に置かれるときは、代わりに山札に戻してシャッフルします〔説明書p.30〕
- エピックもカラーチャージに使えます(墓地に置く代わりに山札に戻します)〔公式Q&A No.36〕
細かいけれど大事なちがい
- シャドー:コストがなく、条件を満たせば相手のターン中にも使えるカード。シャドーゾーンに最大3枚伏せておけます〔説明書p.15、p.30〕
- 手札の上限はありません。手札の枚数は全員が知ってよい情報です〔公式Q&A No.52〕
- 最初の手番の人もドローできます〔公式Q&A No.1〕。1ターン目からアタックできるのは、クイックオーラを持つユニットだけです〔公式Q&A No.3〕
- 山札がなくなったら「リライズ」:ドローフェイズに山札がなければ、墓地を全部シャッフルして新しい山札にし、3枚引きます〔説明書p.32〕。山札が尽きたことで負けになることはありません〔公式Q&A No.174〕
- アタックできるのは対戦相手のプレイヤーだけで、相手のユニットにはアタックできません〔公式Q&A No.57〕
言葉の意味はトリニティドラフト用語集にまとめています。
TCG経験が活きるところ
ラボの研究メモ ここからはわたしの意見です。TCGの経験は、トリニティドラフトでもしっかり活きると考えています。 - カードの読み方:コスト・パワー・キーワード能力など、カードの基本的な読み方はTCGに慣れた人ほど早くつかめます - ドラフトの経験:パックの中から1枚を選ぶ判断は、ほかのゲームのドラフト経験がそのまま役立ちそうです。ただ、「39枚を全部使う」「ライフデッキにも役割がある」ので、評価の軸は少し変わります - 最初の1回は「知らないゲーム」として遊ぶ:説明書にも「最初のゲームは積極的に!」「失敗や後悔を恐れずどんどんいろんなカードを使ってみよう!」という一口メモがあります〔説明書p.30〕。慣れた感覚をいったん置いて遊ぶと、新しいところがよく見えてきます
次に読む記事
- トリニティドラフトの遊び方|ルールの基本を3ステップで解説:ルールを最初から順番に
- 3人戦の立ち回り|誰をアタックする?:3人同時の対戦の考え方
- トリニティドラフトとは?3人で遊ぶドラフト型カードゲームを解説:ゲームの全体像
今日の研究はここまで。TCGで鍛えた目で、トリニティドラフトの新しいところを研究してみてくださいね。三つ巴ラボのトリ先生でした。
出典(公式情報)
確認日:2026年9月27日
- 『トリニティドラフト』説明書(ブレイズ)p.02-03、p.06-15、p.20-21、p.26-35、p.43:https://yellowkitten3.sakura.ne.jp/TD/PDF/blaze.pdf
- 『トリニティドラフト』説明書(ファントム)同上のページ:https://yellowkitten3.sakura.ne.jp/TD/PDF/phantom.pdf
- 公式ルールQ&A:https://trinitydraft.com/rule/QA
- No.1「最初の手番のプレイヤーはドローフェイズでドローできますか?」
- No.3「最初の手番の1ターン目からアタックすることはできますか?」
- No.15「構築時、左右のライフデッキの中身を選べますか?」
- No.17「使用したくないバースト効果は、使用しなくてもいいですか?」
- No.36「エピックカードはカラーチャージに使えますか?」
- No.52「手札の枚数に上限はありますか?」
- No.57「アタックフェイズ時、相手のユニットにアタックすることはできますか?」
- No.174「山札が尽きたことで負けになることはありますか?」
- 株式会社三木盛進堂のプレスリリース(PR TIMES、2025年3月3日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000158330.html
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