トリニティドラフト3人戦の対戦録|8つの場面で読む、席と駆け引き
書いた人:三つ巴ラボのトリ先生 / 最終更新:2026/11/02(Mon) / カテゴリ:対戦録(3人戦・卓の記録) / No.112
この記事について 三つ巴ラボは、一ファンが運営する非公式のファンメディアです。『トリニティドラフト』の権利は、権利者(© Mikiseishindo/AsobiDays)に帰属します。ルールは公式の説明書・公式サイト・公式Q&Aで確認した内容です(確認日:2026年11月2日)。最新の情報は公式でご確認ください。
こんにちは、三つ巴ラボのトリ先生です。 トリニティドラフトは3人で遊ぶカードゲームです。この記事は、公式の体験アプリでスタッフさんが組んだデッキ3本を使い、説明書どおりの3人ルールで再現した対戦録です。実際に行われた対戦ではありません。引き順とライフの並びはラボが設定した「再現例」で、カードの能力は公式カード検索の文面で確かめています。
この記事で分かること:
- 3人戦で「誰が誰を殴るか」が、席の配置からどう決まるか
- 横に並べた小型ユニットが、3人戦でどれだけ守りになるか
- 鎮魂のように「他人の盤面」も数える能力の強さ
さあ、三つ巴の研究をはじめましょう。
■結論:この対戦を3行で



画像:公式カードギャラリー(縮小のみ)
- 手番順は P1 アポロンビートダウン → P2 赤青ドロー → P3 3色鎮魂。8巡目にP1 アポロンが12枚(P2から8・P3から4)で勝利。
- P2 は両隣から殴られ続け、5巡目まで獲得0。セイクリッドの全体強化も、P1 の捨て駒2体に受け流された。
- 6巡目に P3 がゼロバファムを0コストで出し、7巡目に全軍でアタック。その直後、P1 の合体ネクサス(15000/8)が守りのいない P3 を抜いて決着。
■対戦の前提と、3人戦のルール
| P1 アポロンビートダウン | P2 赤青ドロー | P3 3色鎮魂 | |
|---|---|---|---|
| 箱 | 『ファントム』 | 『ブレイズ』 | ユナイト(2箱混合) |
| エピック | 機皇天翔 ネクサス(5コスト、合体で15000/8) | 蒼醒皇竜 アビスストルム(7コスト) | 終焉の皇竜 ゼロバファム(7コスト、鎮魂3で0コスト) |
| ライフのバースト率 | 94% | 19% | 69% |
| 勝ち筋 | 暁の戦士で削り、合体でとどめ | カウンターを貯めて大型を踏み倒す | ユニットを墓地に貯め、鎮魂でコストを下げる |
| 最終獲得 | 12 | 4 | 3 |
3人戦のルールで、この対戦に効いてくるのは4つです。
- ウォールはプレイヤーの間に1本ずつ、合計3本。ライフは16枚を左右のウォールの手前に8枚ずつ〔説明書p.27〕。P2 のライフは「P1側8枚」と「P3側8枚」で、P1 が削れるのは P1側だけ。
- 勝利は獲得済みライフ合計12枚。1人からは最大8枚なので、もう1人からも最低4枚〔説明書p.35〕。
- アタックは対戦相手を1人指定して行い、ブロックできるのは指定された人だけ〔説明書p.34〕。
- 最初のウォールは、1番手が不利2、2番手が有利1・不利1、3番手が有利2〔説明書p.27〕。

図では、盤面図の配置を説明書p.27と同じく「P1 が手前、P2 が左上、P3 が右上」にしています。
■場面1(2巡目):両隣が P1 のウォールを端まで押す
1番手の P1 は2本とも不利で始まります。2巡目には P2 のデリバーと P3 のデスエンチャンターが、それぞれ P1 とのウォールを P1 の端まで押しました。次の1点からライフに届く状態です。

ただし P1 はすでに動いています。2巡目に暁の戦士(スティールオーラ:ウォールを無視してライフに直撃〔説明書p.16〕)で P2 のライフを1枚。ウォールを押されても、この1枚は毎ターン確実に入ります。
■場面2(4巡目):2番手への集中砲火
3巡目以降、P1 も P3 も P2 を殴ります。P2 のライフは P1側と P3側に分かれていて、P1 が削っても P3 の取り分は減らない。お互いに邪魔にならない相手が P2 でした。

4巡目の P1 はまず紅耀姫 リーフェンの登場時「コスト3以下のカードを破壊」で、P3 の暁の戦士を破壊。P3 のスティールを止め、P2 のライフを自分だけで削る形にします。そして暁の戦士の直撃とアポロン(3500/3)の押し込みで、一気に獲得4。P2 はまだ0枚です。
ラボの研究メモ 2番手が狙われるのは、デッキの強さより席の都合です。1番手からも3番手からも1マスで2番手のライフに届く配置で始まり、2人の取り分がぶつからない。2番手を引いたら、序盤は「両隣に殴る理由を与えない」=ブロッカーを早く見せることが先かもしれません。
■場面3(5巡目):3人のエピックがそろう
5巡目は、それぞれが切り札を出します。P1 はネクサス。P2 はアビスストルムを軽減召喚(墓地のスペル3枚ごとにコスト−2。4枚あったので5コスト)。P3 は偽神リリス(7000/3)。

P1 の暁の戦士は5巡目も直撃して、獲得5。ガニとアポロンは、P3 のナイトガイストと P2 のマクシスにブロックされるので動きません。3人戦では「殴る相手が2人いる=ブロッカーを置く理由が2倍」で、盤面が横に広がります。
■場面4(6巡目 P2):セイクリッドの全体強化、捨て駒2体に受け流される
P2 の反撃のターン。セイクリッド・ソードドラゴンのブラッディドライブ2で、自分のユニットすべてが+3000/+1。アビスストルムは10000/4、マクシスは9000/4になります。

しかし P1 は、アビスストルムを家探しガニ(1000)で、マクシスをサニーバニー(2000)でチャンプブロック。通ったのはデリバー(4000/2)だけで、ウォールを戻しただけでした。ガニは破壊時の能力でネクサスのソウルに入ります。
ふむふむ。DUELの対戦録では決め手になった全体強化が、3人戦では横に並んだ小型2体で消えました。
■場面5(6巡目 P3):3体墓地送りで、ゼロバファムが0コスト
P3 3色鎮魂は、ユニットが墓地に行くほど強くなるデッキです。6巡目の P3 は、バトルロードドラゴンの登場時で P1 のリーフェンとバトルして破壊。次にリリス(7000)で P2 を殴り、セイクリッド(7000)にブロックされて相打ち。

「このターンに戦場から墓地に送られたユニット」はリーフェン・リリス・セイクリッドの3体。鎮魂は自分と対戦相手の戦場をすべて数える〔説明書p.17〕ので、ゼロバファムの ZERO召喚(鎮魂3)が成立し、7コストが0コストに。さらにヴァンピィを捨ててカラーチャージし、月光のケルベロスを鎮魂の軽減召喚(墓地に置かれたユニット1体ごとに−2)で1コストで召喚。ほとんどカラーを使わずに、7000/3と6000/2が並びました。
ラボの研究メモ 3番手のデッキが「他人の殴り合い」で安くなるのは、3人戦ならではです。P3 はこの巡まで、自分のユニットをわざとブロックに突っ込ませて墓地を貯めていました。負けたバトルも材料になる、と考えると3人戦の見え方が変わります。
■場面6(7巡目 P3):全軍突撃と、空になった守り
7巡目。P1 は暁の戦士とネクサスで P2 の P1側ライフを取り切り(8枚)、P2 はガラ空きになった P1 にマクシスで4点。そして P3 は、ゼロバファム・ケルベロス・バトルロードの3体全部でアタックします。

ゼロバファムは P1 に立っているブロッカーがなく、P1–P3 のウォールを押し切って2枚。ケルベロスとバトルロードは P2 のヴォルテクスとナルカミにブロックされました。P3 の獲得は3。そして3体はすべてレストしたまま、P1 の手番になります。
■場面7(8巡目 P1):合体ネクサスが、守りのいない P3 を抜く
P1 は2体目のアポロンを召喚し、アポロン2体と要石2枚をネクサスのソウルに入れて【合体!】。15000・ブレイク8のクイックオーラです。P2 の P1側ライフはもう0枚なので、暁の戦士は P3 へ直撃(9枚)。そしてネクサスも P3 へ。

P3 にブロックできるユニットはいません。ウォールを3マス押し切り、ライフへ。幼水竜、おとり罠(▽+1・アタックされない)、フィンカーの選別者で12枚。P1 アポロンビートダウンの勝利です。
P3 のシャドー「水遁 変化の術」は「コスト4以下のユニットを破壊」なので、5コストのネクサスには最後まで届きませんでした。
■まとめ
- 2番手のライフは左右に分かれていて、1番手と3番手の取り分がぶつからない。だから2番手が殴られやすい。
- 12枚のうち、1人からは最大8枚。「もう1人から4枚」をどこで取るかを、早めに決めておく。
- 3人戦は殴る相手が2人いるぶん、ブロッカーを置く理由も2倍。横に並んだ小型が全体強化を消す。
- 鎮魂は他人のユニットの死も数える。3番手は他の2人が殴り合うほど安く動ける。
- 全軍でアタックすると、次の相手の手番にブロッカーがいない。3人戦の決着はここで起きやすい。
今日の研究はここまで。同じデッキ2本のDUEL(2人用ルール)の対戦録と見比べると、3人戦の「席」の重さがよく分かります。三つ巴ラボのトリ先生でした。
■次に読む記事
- バトルの準備|3人の席とウォールの置き方:有利・不利の初期配置が分かります
- 手番別の戦い方|1番手・2番手・3番手:席ごとの考え方が分かります
- アタックとダメージの処理:相手を1人選ぶアタックと、ライフの左右の関係が分かります
- 用語集:鎮魂・ZERO召喚・軽減召喚・合体の意味が引けます
■出典(公式情報)
確認日:2026年11月2日 - 『トリニティドラフト』説明書(ブレイズ)p.16〜19(能力の読み方・鎮魂・有利/不利)、p.26〜27(バトルの準備・ウォールの初期位置)、p.30〜37(勝利条件・1ターンの流れ・アタック・バースト効果):https://trinitydraft.com/pdf/blaze.pdf - トリニティドラフト公式サイト ユナイト(2箱を混ぜる遊び方):https://trinitydraft.com/ - トリニティドラフト公式サイト カード検索(各カードの能力・バースト効果):https://trinitydraft.com/cards/

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